8日間で北海道6ヶ所を回るツアーから戻ってきたのが月曜日。それからツアーの余韻にひたることなく、日々に負われてもう週末。ライブイベントとプロモーションをかねて訪れた大阪のカフェで一息ついて、このブログを書いている。
北海道ツアー中に、色々感じたり、振り返って考えることが多かったので、忘れないようにまとめておこうと思う。
一言で言えば、充実したツアーだった。やはりアルバム「Hello!」のリリースを受けてのツアーであることが、大きかったのだと思う。お客さんの期待感とこちらの意気込みが、会場の熱量を高め、いつも以上のエネルギー循環を生みだした。
ツアー中、今までずっと自分の作品を聴いてくれていた何人もの人達から、新譜「Hello!」に対する思いを聞かせてもらって、とても勇気づけられた。アルバム各曲に自分自身を重ね合わせて聴いてもらえていることが嬉しかった。
ツアー前は、心身ともに少々疲弊した状態だったのだけれど、北海道入りしてから体調が上向き始めた。北海道の自然にふれ、多くの人達からダイレクトに想いを受け取って、気持ちが前向きになってゆくのを感じた。
ツアー中、少し心の余裕ができたせいで、今から18年前、’98年のツアーで北海道を訪れたときのことを思い返した。今のような年間100本を超えるペースで各地をツアーして回るようになったのは、この年からだ。
デビュー当時からお世話になった事務所を離れたばかりの頃で、スタッフや共演者の帯同なく1人だけで1週間以上の長いツアーを回るのは、このときが初めての体験だった。今回の公演先に含まれていた芦別・ディランと旭川・アーリータイムズとのお付き合いは、この時のツアーから始まった。
そもそも、自分が今のようなツアー暮らしに活動の中心を移行させたのは、必要に迫られてのことだった。メジャーレーベルからリリースし続けたCDが売れず、レコード会社との契約が切れたことで、事務所からの給料がストップし、歩合によるギャラ制に移行するも、それでは食っていけなくなり、どうしようもなくなって事務所を離れたことがきっかけだ。つまりは、食っていくための限られた選択だったのだ。
元々、ライブは好きだったので、ツアー暮らしへの移行は、嫌々というわけではなかったけれど、メジャーデビューしてから約7年で「売れなかった」という事実は、はっきりと挫折だった。18年前の北海道ツアーは、事務所を離れたばかりの不安と売れなかったという挫折を引きづりながらの、自分にとってのリスタートだった。
ツアー中は、いい夜もあれば、寂しい夜もあった。総じて慣れないことが多く、「しんどいツアーやったなあ」という印象が残っている。
ツアーの半ば、初めて訪れた街で1日を過ごし、朝目覚めたら、急に絶望感にさいなまれ、自分でも驚いた。宿泊先を出て、次のツアー先に向かう間も後ろ向きな考えばかりが堂々巡りして、ちっとも前向きになれない。突然、自分のキャラが変わってしまったような感じ。
広くてどんよりした北海道の空を見上げながら、「もう楽になりたいなあ」などと思っている自分を、「こいつ、ちょっとやばいなあ」と割と冷静に心配してるもう1人の自分がいた。こういう鬱的状態に陥るのは初めての体験で、自分がそういう心持ちになることが意外だった。フリーになってから、心身の疲れがたまっていることにも気づかないくらい、ずっと気が張りつめていて、その反動が一気に襲ってきたのだと思う。
けれど、鬱的状態に浸る余裕もなくツアーは続いた。幸い、1人にならなければ、強い落ち込みがやってくることはなかった。その後のツアーも盛り上がったり、落ち込んだり、起伏の激しい毎日が続いた。
始めての土地、初対面の人達、1人だけのツアー、ファンではないお客さんの前でのステージ。そんな中で、自分はさまざまを学んでいった。というか、学ぶしかなかった。
しんどいツアーではあったけれど、当時の体験がその後の自分に及ぼした影響は大きかった。そういった意味で、北海道は、自分のツアー暮らしの原点ともいえる場所だ。
ツアーを重ねるうちに、ライブに対する自分の意識が少しずつ変化していった。独り善がりになってはいけない。力まず視野を広く持つ。ライブの醍醐味はエネルギー循環による化学反応であり、毎回のステージが一期一会。その瞬間にすべてをかける。そのような意識が強まっていった。
それまでは、自分のことを知ってもらいたい、わかってもらいたいという自我が強すぎたのだと気づいた。それよりも、集まってくれた人達と一緒に最高の解放空間をコーディネイトしてゆくことの方が大切で、そこにこそライブの醍醐味を感じるようになった。そういった姿勢の変化によって、毎回のライブがより新鮮に感じられるようになった。
ツアー暮らしに慣れてくると、ツアーが楽しくなってきた。人と出会って、いろんな話を聞かせてもらうことが面白く感じるようになった。各土地の風土の違い、気質の違い、価値観の違い、時間の流れの違いが興味深く感じられ、それらを自然に受け入れられるようになってきた。
人も土地も多様であると実感するようになった。ツアーを重ねることで、五感のバランスが整い、心の風通しが良くなり、自分の中のワイルドネスが解放されてゆく気がした。よく弾き、よく歌い、よく飲み、よく語り、ときに羽目を外し、アホをやらかす日々が続いた。かつでのナイーブな青年キャラはどこかに行ってしまったようだった。
ツアー暮らしは実感の積み重ねだった。その積み重ねが数字に負けそうな自分を救ってくれた。ダイレクトな反応が、自分に自信と確信を与えてくれた。そういった感覚は、今も変わらないなあと、北海道の地でつくづく思った。
自分は気力が続く限りは、今のようなツアー暮らしを続けられたらと思う。ただ、その一方で、今のツアー暮らしに埋没してはいけないとも思う。いい曲を書いて、いい作品をつくり続けたいし、そのことで目に見えない誰かからも評価されたい。本当は、規模の大きいホールでのツアーもやりたい。そのためには数字に向き合う時間もつくろうと思う。今は、そういう時期なんだと思う。
音楽で食ってゆくこと事態が、増々難しくなりつつある世の中だから、いくつになってもトライし続けなければ、現状維持も難しいだろうと自覚している。
広い視野で何事も楽しむ余裕と、色んな人達に支えてもらっている感謝の気持ちを忘れずに、まだまだ元気にもがいてやろうと思う。
ツアーもいよいよバンド編成による5公演を残すのみ。皆さん、お待ちしてますよ。
ー 2016年 6月19日
★〜リクオ・ソロアルバム「Hello!」発売記念ツアー〜
【出演】リクオ with HOBO HOUSE BAND(ドラム:椎野恭一/ベース:寺岡信芳ペダルスティール:宮下広輔)
●6/25(土)長野・ネオンホール 026-237-2719
●6/26(日)富山県高岡市・カフェ・ポローニア 0766-63-3283
★〜リクオ・ソロアルバム「Hello!」発売記念スペシャル・ライブ〜
【出演】リクオ with HOBO HOUSE BAND
Dr.kyOn(キーボード&ギター)/椎野恭一(ドラム)/寺岡信芳(ベース)/宮下広輔(ペダルスティール)/※真城めぐみ(コーラス)/※橋本歩(チェロ)/※阿部美緒(ヴァイオリン) ※東京公演のみ
●7/2(土)名古屋・得三(TOKUZO) 052-733-3709
●7/3(日)大阪・心斎橋JANUS 06-6214-7255
●7/10(日)下北沢・GARDEN 03-3410-3431
■ツアー詳細→ http://www.rikuo.net/live-information/
■「Hello!」特設サイト→ http://www.rikuo.net/hello/
■「僕らのパレード」MV https://youtu.be/Rl5h__LNwRU
■「大阪ビタースイート」MV https://youtu.be/A6-57XGuLoQ
2016年6月19日日曜日
2016年6月4日土曜日
売れたい理由
年明けから、レコーディング、レーベル立ち上げ、ライブイベント開催、アルバムリリース、プロモーション、ツアーと動き続けているうちに、もう6月になってしまった。充実はしているけれど、余裕がない。ライブと打ち上げの時間以外は、いつも何かに急き立てられている感じ。創作時間が足りないし、もっとゆっくりテレビが観たいなあと思ったりもする(テレビ好きなんです)。と、言いつつも「トットちゃんねる」とか「ゴットタン」「ワールドプロレス」は、録画して観ている。
自主レーベルを立ち上げてアルバムをリリースするにあたっては、いろんな無理を承知で、人に迷惑をかけ過ぎない程度に身の丈をこえようとしたのだけれど、予想以上にやることが多くて、こなしきれていないもどかしさを感じている。
目に入ったり耳にする作品への評価は、今までになく好評で勇気づけられるのだけれど、目標とするセールスに至るまでの道のりはまだ遠い。
今回のアルバム・リリースにあたっては、今までになく数字と評価に向き合うことを意識している。
理由はいくつかあるけれど、まず現実問題として、アルバムの制作費がいつになくかさんだことが大きい。アルバムのリクープライン(制作費を回収できる枚数)が相当に高くなってしまって、自作の通常売り上げでは、全然回収できなくなってしまったのだ。まあこれは、制作途中でアナログレコーディングに移行して、録り直しを始めた時点でわかっていたことで、そこでもう、かなりの覚悟は決めていた。
アルバム制作にあたっては当初から、スタンダードを意識した楽曲をおさめたポップ・アルバムを作りたいと構想していた。ポップスとは、多くの人達との共同作業によって生まれるものだと思っていたので、制作にあたっては、今の自分ができうるぎりぎりの無理をして(無理もお願いして)、なるべく多くの人に関わってもらうよう心掛けた。この流れは、2年前にリリースしたアルバム「HOBO HOUSE」から始まったと言える。
結果、アルバム「Hello!」は、自分が活動をインディーズに移して以降、最も多くの人達の関わりによって生まれた作品となった。関わってくれた人達とは、これ一度きりでなく、これからも一緒に仕事がしたいとの思いが強い。これは、7月の発売記念スペシャルライブに関わってくれているPAや照明、舞台スタッフに対しても同じ気持ちだ。
そのためには、数字としての結果を残さなけきゃいけない。7月の東名阪のライブも成功させなきゃいけない。そうしないと、次につながらない。次につなげることが、関わってくれた人達への恩返しにもなると思っている。
つまり、もっと売れなきゃいけない。売れたいっす。ああ、言うたったー。
でも、どうしたらいいんやろ。インディーズの自主レーベルで出来得ることは何でもやろうと、色んな人達に協力をお願いして、忙しく動いてはいるけれど、今、投げてるボールを、一体どれだけの人が受け取ってくれてるんやろと不安にもなる。作品の力が足らんのか?いやいや、そんなはずはない。などと、自問自答したり、悶々としながらも、元気は失わず、プロモーションにツアーに忙しく動いている最中だ。
今年の1月に武道館でウルフルズのステージを観た。メンバーとは昔からの知り合いで、同じ時代に、同じ関西で音楽活動を始めたバンドとして、彼らのことをずっと意識し続けてきた。ギターのケイヤン(ウルフルケイスケ)とは、ウルフルズが活動休止中に、二人で全国をツアーして回った仲だ。
あの広い武道館のステージでも、ケイヤンはしっかりと存在感を示して、舞台映えしていた。サンコンのドラムは、パッションがグルーブとなって伝わり、今まで聴いてきた彼の演奏の中で最も印象に残った。ジョン・Bの歌う「所在ない」は、あの日のステージのハイライトの一つだった。松本君はスターって感じがしたなあ。歌の説得力は、さすがだった。
「ええなあ、オレもあのステージに立ちたいなあ」って思った。そして、そういう自分の気持ちに正直になろうとも思った。楽しい思いの方がずっと多いけれど、今まで悔しい思いも色々としてきたのだ。
自分が、今よりも売れたいと思うのは、経費回収の現実的な問題とか、恩返しとか、それだけが理由ではない。
これまでのキャリアの中で、自分なりに道を切り開いて来たという自負もあるし、多くの人達との関わりの中で、とても恵まれた音楽活動をやらせてもらっているという感謝の気持ちもあるのだけれど、一方で、今の状況に納得がいかない自分もいるのだ。
もっと作品が売れてほしいし、もっとたくさんのお客さんにライブを見てもらいたいし、もっと楽曲が評価されたい。口にすることはなかったけれど、ずっと抱え続けてきた気持ちだ。今回のアルバムリリースは、そんな自分の気持ちに向き合う一つの機会になっている。
こういうこと、口にするのは、ちょっと勇気がいりました。
50を過ぎても新しいことにトライしたいし、まだ道は切り開けると信じている。そういう可能性を、いろんな人達に見せられたらとも思う。こうした思いは、アルバム「Hello!」を貫くテーマともリンクしている。
ジョン・レノンは40歳で「スターティング・オーヴァー」を歌ったけれど、自分は51歳からの「スターティング・オーヴァー」を、見せられたらなと思う。1人ではなく、関わってくれている人達、応援してくれるお客さん達と一緒に盛り上がっていきたい、皆と一緒にいい夢をみたいと心から思う。
結局アルバムが売れず、ライブの動員にも結びつかないという結果が出たら、もちろん落ち込むけれど、卑屈になることは、もうないと思う。どちらにしても、くたばるまで音楽をやり続けるつもりだ。
ただ、時間は限られているので、自分の気持ちに正直に、トライできることは今のうちにやっておこうと思う。そして、そうした体験の全てを自分のネタにしたい。
というわけで、明日からまたアルバムを携えてツアーに出ます。実演販売は大得意。売りまくるぞー!締めは告知です。
明日5日からの北海道6ヶ所を回った後は、大阪での6/19(日)「大阪うたの日コンサート2016」出演を経て、バンド形態で長野(6/25)、高岡(6/26)を回ります。
そして、月が変われば、ツアーファイナルとして、名古屋(7/2)、大阪(7/3)、東京(7/10)にて、レコーディングメンバーにプラスしてDr.kyOnさんが加わる最強のサポートメンバーで、「Hello!」発売を記念したスペシャル・ライブを開催します。ここが大きな勝負所。
この3公演で、「Hello!」のカラフルでポップな世界観をさらに進めたエンターテインメントショーを目指します。最高のサポートメンバー、お客さん、スタッフらと一緒に、メモリアルな夜を刻みたいと思います。内容面でも動員面でも成功させて、次につなげたいです。ぜひ、観に来て下さい。応援よろしくお願いします。
ー 2017年6月4日(土)
アルバム「Hello!」特設ページ http://www.rikuo.net/hello/
ライブ情報 http://www.rikuo.net/live-information/
自主レーベルを立ち上げてアルバムをリリースするにあたっては、いろんな無理を承知で、人に迷惑をかけ過ぎない程度に身の丈をこえようとしたのだけれど、予想以上にやることが多くて、こなしきれていないもどかしさを感じている。
目に入ったり耳にする作品への評価は、今までになく好評で勇気づけられるのだけれど、目標とするセールスに至るまでの道のりはまだ遠い。
今回のアルバム・リリースにあたっては、今までになく数字と評価に向き合うことを意識している。
理由はいくつかあるけれど、まず現実問題として、アルバムの制作費がいつになくかさんだことが大きい。アルバムのリクープライン(制作費を回収できる枚数)が相当に高くなってしまって、自作の通常売り上げでは、全然回収できなくなってしまったのだ。まあこれは、制作途中でアナログレコーディングに移行して、録り直しを始めた時点でわかっていたことで、そこでもう、かなりの覚悟は決めていた。
アルバム制作にあたっては当初から、スタンダードを意識した楽曲をおさめたポップ・アルバムを作りたいと構想していた。ポップスとは、多くの人達との共同作業によって生まれるものだと思っていたので、制作にあたっては、今の自分ができうるぎりぎりの無理をして(無理もお願いして)、なるべく多くの人に関わってもらうよう心掛けた。この流れは、2年前にリリースしたアルバム「HOBO HOUSE」から始まったと言える。
結果、アルバム「Hello!」は、自分が活動をインディーズに移して以降、最も多くの人達の関わりによって生まれた作品となった。関わってくれた人達とは、これ一度きりでなく、これからも一緒に仕事がしたいとの思いが強い。これは、7月の発売記念スペシャルライブに関わってくれているPAや照明、舞台スタッフに対しても同じ気持ちだ。
そのためには、数字としての結果を残さなけきゃいけない。7月の東名阪のライブも成功させなきゃいけない。そうしないと、次につながらない。次につなげることが、関わってくれた人達への恩返しにもなると思っている。
つまり、もっと売れなきゃいけない。売れたいっす。ああ、言うたったー。
でも、どうしたらいいんやろ。インディーズの自主レーベルで出来得ることは何でもやろうと、色んな人達に協力をお願いして、忙しく動いてはいるけれど、今、投げてるボールを、一体どれだけの人が受け取ってくれてるんやろと不安にもなる。作品の力が足らんのか?いやいや、そんなはずはない。などと、自問自答したり、悶々としながらも、元気は失わず、プロモーションにツアーに忙しく動いている最中だ。
今年の1月に武道館でウルフルズのステージを観た。メンバーとは昔からの知り合いで、同じ時代に、同じ関西で音楽活動を始めたバンドとして、彼らのことをずっと意識し続けてきた。ギターのケイヤン(ウルフルケイスケ)とは、ウルフルズが活動休止中に、二人で全国をツアーして回った仲だ。
あの広い武道館のステージでも、ケイヤンはしっかりと存在感を示して、舞台映えしていた。サンコンのドラムは、パッションがグルーブとなって伝わり、今まで聴いてきた彼の演奏の中で最も印象に残った。ジョン・Bの歌う「所在ない」は、あの日のステージのハイライトの一つだった。松本君はスターって感じがしたなあ。歌の説得力は、さすがだった。
「ええなあ、オレもあのステージに立ちたいなあ」って思った。そして、そういう自分の気持ちに正直になろうとも思った。楽しい思いの方がずっと多いけれど、今まで悔しい思いも色々としてきたのだ。
自分が、今よりも売れたいと思うのは、経費回収の現実的な問題とか、恩返しとか、それだけが理由ではない。
これまでのキャリアの中で、自分なりに道を切り開いて来たという自負もあるし、多くの人達との関わりの中で、とても恵まれた音楽活動をやらせてもらっているという感謝の気持ちもあるのだけれど、一方で、今の状況に納得がいかない自分もいるのだ。
もっと作品が売れてほしいし、もっとたくさんのお客さんにライブを見てもらいたいし、もっと楽曲が評価されたい。口にすることはなかったけれど、ずっと抱え続けてきた気持ちだ。今回のアルバムリリースは、そんな自分の気持ちに向き合う一つの機会になっている。
こういうこと、口にするのは、ちょっと勇気がいりました。
50を過ぎても新しいことにトライしたいし、まだ道は切り開けると信じている。そういう可能性を、いろんな人達に見せられたらとも思う。こうした思いは、アルバム「Hello!」を貫くテーマともリンクしている。
ジョン・レノンは40歳で「スターティング・オーヴァー」を歌ったけれど、自分は51歳からの「スターティング・オーヴァー」を、見せられたらなと思う。1人ではなく、関わってくれている人達、応援してくれるお客さん達と一緒に盛り上がっていきたい、皆と一緒にいい夢をみたいと心から思う。
結局アルバムが売れず、ライブの動員にも結びつかないという結果が出たら、もちろん落ち込むけれど、卑屈になることは、もうないと思う。どちらにしても、くたばるまで音楽をやり続けるつもりだ。
ただ、時間は限られているので、自分の気持ちに正直に、トライできることは今のうちにやっておこうと思う。そして、そうした体験の全てを自分のネタにしたい。
というわけで、明日からまたアルバムを携えてツアーに出ます。実演販売は大得意。売りまくるぞー!締めは告知です。
明日5日からの北海道6ヶ所を回った後は、大阪での6/19(日)「大阪うたの日コンサート2016」出演を経て、バンド形態で長野(6/25)、高岡(6/26)を回ります。
そして、月が変われば、ツアーファイナルとして、名古屋(7/2)、大阪(7/3)、東京(7/10)にて、レコーディングメンバーにプラスしてDr.kyOnさんが加わる最強のサポートメンバーで、「Hello!」発売を記念したスペシャル・ライブを開催します。ここが大きな勝負所。
この3公演で、「Hello!」のカラフルでポップな世界観をさらに進めたエンターテインメントショーを目指します。最高のサポートメンバー、お客さん、スタッフらと一緒に、メモリアルな夜を刻みたいと思います。内容面でも動員面でも成功させて、次につなげたいです。ぜひ、観に来て下さい。応援よろしくお願いします。
ー 2017年6月4日(土)
アルバム「Hello!」特設ページ http://www.rikuo.net/hello/
ライブ情報 http://www.rikuo.net/live-information/
登録:
投稿 (Atom)