現在、我が仕事部屋におけるCDや本、資料類等の浸食と散乱ぶりはすざましく、抜本的な改革を要する危機的事態に陥っている。
そこで、気持ちを切り替える意味もあり、2日前から、仕事部屋の大掃除とリフォームに取りかかっている。とにかく不必要なものはどんどん捨ててゆくことにした。
既に45リットルのゴミ袋10個以上に相当するゴミをだしているにもかかわら ず、作業はなかなか終わりが見えてこない。
掃除の途中で、懐かしい品々が目に入り、作業が中断してしまうことがよくあり、これが進行を遅らせる大きな原因になっている。
自分の書き込みを本のページのなかに見つけて、笑ってしまったり、古いノートに 書き溜められた詞の断片を見て、恥ずかしくなったり、ついついそんなことに時間を
費やしてしまうのだ。
思い出を失うようなつらさを感じて、捨てることになかなか踏ん切りのつかない物 も多い。「さよならばかりが人生だ」とつぶやきながら、さっき、学生時代に買い集
めてから長い間、押入に眠っていた「じゃりん子チエ」を古本屋へ回すことにした。
ショックだったのは、何度も繰り返し読んだ書物を手にとり、それらに少し目を通 してみたら、ほとんど内容を覚えていなかったことだ。僕は既に思い出をなくしてい
たのだ。
などと、感傷にひたっている場合ではない。作業を続けよう。
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