2004年1月18日日曜日

1/18(日)長崎 JB TRICK

午前10時前に出発のバスで唐津から長崎へ。
長崎市に来たのは‘96、‘97年のオリジナル・ラブのツアー以来。この町で自分のソロ.ライブをやるのは今日が始めて。
 オリジナル・ラブのツアーの時は2年ともコンサートの前日入りで2泊3日の滞在だったこともあり、とにかくよく飲み歩き、よく遊んだ記憶がある。時期が 10月で大きなお祭りの最中だったから、街全体に非日常の盛り上がりがあって、余計に楽しかった記憶がある。
 昼の12時過ぎにはホテルにチェック・インできたので、荷物を部屋に置いて、ゆっくり市内を散歩する。

 通りを歩いていると、色んな場所で、忘れていた風景や記憶に再会することができた。
 ホテルの前の通りでサニーボーイという中古レコ-ド屋を見つけ、この店で買った中古CDのことを思い出し(今回もまた10数枚買ってしまった)、アー ケード街にあるブティックの前で、この店でTシャツを買ったことを思い出し、中華街で、昼飯を食べたお店を見つけ、そこで揚げソバを注文したことを思い出 し、観光通りから細い路地を曲がって見つけた「ファンファン」というジャズバーの前で、このお店に泥酔状態で乗り込み、身体を横揺れさせながらピアノを弾 いたことを思い出し、その隣にパニック・パラダイスというロックバーがあり、マスターがファンキーでいかれていたことを思い出し、そこのお店でバイトして いた当時二十歳ぐらいの女の子二人と仲良くなり、彼女等と一緒に朝方まで遊んで、陽が昇る頃に1人の彼女の運転するスクーターの後部座席に乗って坂を駆け 上がり、長崎の街を見下ろしたことを思い出し、その子が歌手になりたいと言っていたことを思い出し、あの子達はどうしているのだろうと思い、でももう顔も ちゃんと思い出せなくてー少し切なくなった。
 今日のライブ会場であるJB TRICKは伊東ミキオ君からの紹介である。JBと言うだけあって、店の入り口の前にはジェームス・ブラウンのでっかいポスターが飾られていて、大いに眼をひく。

ここのアップライトピアノはとても鳴りがよく、弾きやすかった。
店の雰囲気も良い。いいライブができそう。
 が、とほほの客入り。
 それでも、この瞬間にすべて捧げる気持ちで歌うことができたのは、オレだけでなく、そこにいる皆が、その時間をとても大切に共有しようとしてくれたからだ。
 演奏後にマスターのアオジ君から、リベンジしたいからすぐにでも、もう一度、長崎に来てほしいと言われる。今夜を始まりにすることができた。
 ライブの後でアオジ君に連れていってもらった餃子専門店で食べた一口餃子は美味しかった。
 餃子を食べた後、またお店に戻って飲み直す。酔いが回って来たところで、DJブースにこもり、お店にあるCDから好きな曲を回しまくる。学生時代に聴い た懐かしいソウルナンバーをたくさんかけた。くぅ~、くるねえ。やっぱ、ええわ。オレは変わったけど、変わってないなあ、オレは変わってないけど、変わっ たなあ、もっと変わりたいのに、変わりたくないのに、どっちやねん。
 こんな暮らしがいつまで続くのか。

0 件のコメント:

コメントを投稿