ヘルツのレコーディングがスタート。 今回はエンジニア兼プロデューサーに、新しい仲間、山崎哲也氏を迎え入れ、録音も彼
のホームスタジオで行っている。
今日は予定していた2曲のリズムトラック録りを無事終える。 予想以上に良い音で、ごきげんなトラックが録れた。 現場はとてもいい雰囲気だ。皆、ほどよくリラックスしていて、遊び心と偶然を大切に
する空気が流れている。
今回のレコーディングは生音を生かしながらも、曲によってはハードディスクレコーデ ィングによる編集作業を大胆に行っていく予定。インストゥルメンタルの要素の強い、
かなり実験的な作品になりそう。新しい試みにいろいろとトライ出来そうで、わくわく している。
新しい仲間、山崎君は口の減らない20代関西人。出会った頃の彼はまだ10代で、 上京して来たばかりのドラマーだった。それが、3年前に会った時には若手バンドの
プロデューサーになっていた。去年、再会した時には自宅にスタジオを構え、エンジニ アまでこなすようになっていて、態度のほうもますますでかくなっていた。そのとき、
久し振りに一緒に仕事をしてみて、ぴんとくるものがあったので、その後接触を試み、 こちらの企みに参加してもらうことにした。
彼は関西人気質のぼけとつっこみ、東京人らしい突き放し、べたとクールといった 両面を使い分けるところが頼もしい。有山じゅんじから友部正人を経て、ミッチェル.
フレーム、トータスの話まで通じる貴重な存在だ。
これからは才能のある人材を集めて、どんどんコンラポレートしてゆくつもり。それ ぞれに独立した人間同士がゆるやかにつながるチームができればよいと思う。
才能を発掘し、引きだし、集めることによって、ひとりでは出来ない作品が生みだせ たらと思う。
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