ヘルツのラストツアーが終わった。
昨日のラストライブはステージもフロアも今までにない盛り上がり。 思いが凝縮されてた。
やっぱり、ヘルツはおもろい。そのことが確認できてよかった。
湿っけはなかった。そういう演出をするつもりもなかったし、そういう気にもならなかった。達成感というのもあんまりない。いつも、これぐらいの空間をつくれたらと思う。もっといけるんちゃうか、って
感じ。
この期に及んで、当日リハーサル中に曲ができてしまった(その曲には 「2002524」というタイトルがつけられ、ライブの1曲目で披露された)。
本番では曲のサイズやアレンジがかなりいつもと変わっていった。活動停止するバンドとは思えん姿勢やね。寺さんは客席に飛び込むし、学君はドラム.セット
を破壊するし、俺はステージでシャドーボクシングするし(それを客席でみていた知り合いから「弱そうやった。」と言われた)、いつもよりアホな感じがよ
かった。
後期のヘルツに欠けてたんはこのアホパワーやったんやと思う。それはワイルドネスとという言葉に置き換えてもいい。俺らはこだわりを持って生真面
目に音楽性を追及していく内に、ワイルドネスをなくしていった気がする。俺らがクールになろうとしたのは、熱を逃さないためやった。それがいつからかスタ
イリッシュを演出するばかりのクールに変質していった。ヘルツの楽曲「ミュージッ
ク・ライフ」の気持ち、それを忘れかけてたんやな。
多分、最近、俺らはそのことに気付いたんやと思う。ラストということでメン バーそれぞれが持ってたこだわりが薄れたこと、どの場所でもお客の熱気が高かったことなども幸いして、ラストツアーでヘルツのワイルドネスは高まって
いった。
ツアーが終わって思う。俺らは、もっとアホになれる、もっとワイルドになれる、もっと弾けられる。そんな可能性を俺はこのツアーで感じた。だから終わった感じがあまりしない。
いや、でもやっぱり終わりやね。そんで、もう始まってる。 これからも始まりと終わりを何度も繰り返してゆくつもり。
今までヘルツを応援してくれた人達、支えてくれた人達に感謝します。本当に、ありがとう。
SEE YOU!
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