この日は前売でチケットがソールドアウト。入場できなかったお客さんには申し訳ないけれど、やはりチケットが売れるのは嬉しい。
とにかく会場に熱気が充満していた。今日の反応をみると、東京のお客さんもアホアホ度がだいぶ上がってきた感じ。よい傾向だ。
クレフィンのライブはついつい盛り上がって、3時間を超える長さになってしまうことが多いのだが、この日は、アンコールを含めて、実質2時間程にまとまっ
た。つかみで盛り上がって、アンコールまで、とてもいい流れをつくることができた。やはりエンターテインメントは2時間半以内におさめるのが良い。
ミキオ君は、なんかえらく力が入っていた。最後は盛り上がり過ぎて酸欠状態になるほど。
有太君のプレイはますます切れがよくなっている感じ。容赦なく切り込んでくるので、一緒にプレイしていてスリリング。
ゲストの渡君(風味堂のヴォーカリスト&ピアニスト)は、その才能を見せつけてくれた。特に彼の歌の素晴らしさが印象に残った。声がよく伸びて、歌い回し
が憎い。クレフィンも、ピアノが中心のように見えて、実はまず歌ありき。渡君と二人でのセッションも実に楽しかった。いい会話が出来た。
打ち上
げでも渡君と結構話することができた。彼は酒場好きで、かなり飲めることが判明。「リクオさんの歌は、生きてゆくことそのものの切なさを感じさせる歌です
ね」渡君ははオレの歌にこんな感想を述べてくれた。彼の話を聞いていると、よく人を観察しているなと感じる。柔軟でとても吸収力が高い。きっと1年後に
は、さらに素晴らしくなっているだろう。こういう人材の生き血を吸いながら、オレもさらに若返ってゆくつもり。
この数ヶ月、一度も美容院に行かず、最近5、6年の間で一番髪が伸びた状態だったのだが、440のスタッフの秋山君から、シャープさに欠けるので髪は切った方がよいと指摘される。どうしようかな。
ライブが終わってから元マネージャーの二郎さんが現れる。去年一杯オレのマネージメントを担当してくれていたトッチーも来てくれた。自分は今年から事務所を離れフリーになったのだが、こうして今までのスタッフが顔をだしてくれるのは嬉しい。
シンガーソングライターの倉橋ヨエコちゃんが渋谷でライブを終えて、440にやってきて、久しぶりに再会。
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