元大関貴乃花の二子山親方が亡くなった。55歳。
小学生の頃、輪島と並んで好きな力士が貴乃花だった。土俵上でかもし出す悲壮感と勝負を最後まであきらめないねばり強さが魅力だった。とにかく色気のある力士だった。
忍耐を美徳とした二子山親方の生き方は現代の日本では貴重だろう。その忍耐が色気を引き出していたことは間違いない。相撲のために、きっと多くのものを犠牲にした人生だったのだろう。
そう言えば、作家の夢枕獏が若手作家との対談で「幸せをあきらめて小説を書きなさい」と言っていた話を思い出した。二子山親方もどっかで幸せを諦めて相撲道を邁進していたのだろうか。
オレは幸せをあきらめてるかな?幸せの定義の仕方にもよるだろうけれど、自分は幸せよりも快楽のために音楽やってる気がする。明日の幸せを考えすぎると目の前の快楽を掴み損ねてしまう。
自分は正しいことよりも、楽しいこと、気持ちのいいことを優先している気がする。アリとキリギリスで言えば、キリギリスに近い生き方かもしれない。
★5/1春一番のライブの写真を知り合いライターのsさんが送ってくれた。お客さんをステージに上げて演奏している場面。この写真気に入ってます。
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