2010年4月6日火曜日

常呂町接待

 JRで旭川から遠軽へ。漁師のN君が遠軽駅まで車で迎えに来てくれて、常呂町に向かう。道中、漁の話をいろいろ聞かせてもらう。常呂は毛ガニ漁が解禁になったばかり。この時期が一番おいしいそう。
 サロマ湖で白鳥を眺めたり、漁港で船がクレーンにつり上げられて着水する様子を眺めたり、市場を覗いたり、道路脇に顔を出したフキノトウの写真をとったり、道中、寄り道ばかり。
 常呂町で、パーカッションの朝ちゃん(朝倉真司)と明日のライブの主催者の一人浦西さんと合流して、サロマ湖沿いにある温泉「ワッカの湯」へ行き、ゆっくりと湯につかる。雪が降り出して気温は氷点下。露天風呂はあまりにも寒過ぎた。
 同じサウナで汗を流していた漁師さん2人の会話が耳に入ってくる。そう多くはないけれど越冬したと見られる越前クラゲが網にかかっているとのこと。こんな厳冬のオホーツクにも越前クラゲが現れるとは。
 夜は主催の一人、しんやさんの自宅に招待されて最高のもてなしを受ける。地元の皆さんも料理を持ち寄って集まる。地元の旬の食材をふんだんに使った料理 は、これ以上ないんじゃないかいというくらいに美味しかった。毛ガニはひとり一匹。キンキの刺身があんなに美味しいとは知らなかった。
 日本の食料自給率が40%を割っているのに対して北海道は約200%。常呂町にいたっては2700%。嘘のようなホントの話。山、海両方の恵みが豊富で、季節ごとに旬の食材が揃う常呂では、人々が自然との繋がりを強く実感しながら暮らしている。
 この日は驚いたことが一つ。自分が毎年常呂町に通うきっかけをつくってくれた浦西さんが、3月末の市議会選挙に立候補して見事に当選していたのだ。 え~、聞いてないよ。浦西さんが掲げたキャッチコピーが「幸せの循環社会」。らしいなと思った。立候補するずっと以前から、福祉活動やイベント企画を通し て、浦西さんがそのような社会の実現を願って行動してきたことを知っていたから、心から祝福したい気持ちになった。

0 件のコメント:

コメントを投稿