またもや渋谷。
今日は渋谷クアトロでテキサスからやってきたアサイラム.ストリート.スパンカーズというバンドのライブを観る。スイング.ジャズ、カントリー、ブルース
といったルーツ音楽を奏でるアコースティック.ジャグ.バンドで、日本だとバンバンバザールが、このバンドの音楽性や雰囲気に近い。
この日のライブは、各々の歌と楽器には一切、マイク、アンプ類が使用されず、ステージの中央にマイクが2本立てられているだけの、限り無く生音に近い演奏
だった。これが実にいい音。大音量よりもかえって演奏の細かいニュアンスが伝わってくるように感じた。演奏と歌の素晴らしさに加えて、サ-ビス精神も満
点。とにかくメンバ-全員が芸達
者、芸人揃い。
楽曲も面白い。サビで、客席もいっしょに「ビール、ビール、ビールetc.」と連呼する歌が最高だった。コカイン、ヘロイン他いろんなドラッグを試してみ
たけど、やっぱりオレはビールが最高だ、というような内容の歌詞らしい。実際にその曲のヴォーカルを担当したメンバーはステージで、「何本飲んだら気いす
むねん?」ちゅうくらいずっとビールを飲みっぱなしだった。なるほど、あのお腹はビ-ル腹やったんやな。
客席で3時間立ちっぱなしでも、ずっとステージに釘付け、まったく飽きることのない素晴らしいライブだった。 ステージと客席の一体感も最高で、ラブ&ピースに満ち満ちた空間は非常に居心地が良かった。
多いに触発され、帰り道ではもう頭の中で曲作りを始める。部屋に戻ったら、すぐに鍵盤に向かう。
前からフランク.シナトラの「マイ.ウェイ」、尾崎紀世彦の「また逢う日まで」、そしてラスベガスのエルビス、エディット.ピアフの「愛の讃歌」なんかに
通じるイメジの曲を、楽しみながら、真剣に作りたいなあと思っていたのだが、ライブの帰り道で、そのイメージで歌詞とメロディーが同時に浮かんできたの
だ。
数年前にクレイジーケン.バンドのライブを観た時に、ライブのハイライトで横山剣さんが「マイ.ウェイ」を熱唱して、感銘を受けたことがあった。パフォー
マンスであり、真剣でもある、お笑いであり、大マジであるという、裏腹な感じと、やるからには徹底的に、なりきってやる覚悟と潔さが、カッコよかった。今
回の曲作りにあたっては、そのときの剣さんの姿を思い出したりもしている。
K-1 JAPANN参戦の新日本所属レスラー、中西学は惨敗。あまりにも芸のない負け方だった。本当に不器用で、即時対応のできない人なんだなと思った。けれど、これだけ恥をかいてバカになれるのは、すごいことかも。
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