■INGNI presents FUNKY802 14th Anniversary Special「Jive the Keys」
■場 所:大阪城ホール
■出 演:RIKUO
小田和正/小谷美紗子/鬼束ちひろ/orange pekoe/森山直太朗
ハナレグミ(永積タカシ)/宮沢和史/矢野顕子/矢野真紀/斎藤雄太
塩谷哲/ 羽毛田丈史/小倉博和(G)/萩原”メッケン”基文(B)
三沢またろう(Per)/ ・・・and more
11時頃起床。天気晴れ。
時間があるので近くのカフェでゆっくりする。
4時頃、会場入り。
楽屋は男性出演者用、女性出演者用、スタッフ用の、大きく3つに分けられているのだが、それぞれが隣接していて、互いにしょっちゅう行き来があり、とても
オープンな雰囲気。楽屋にはステージを写し出すモニターテレビが設置されていて、本番が始まると多くの出演者、スタッフがその画面に注目していた。
出演者が演奏を終えて楽屋に戻ってくると、常に皆が拍手で迎えるなど、いい雰囲気。
そんな中、出番直前の永積くんは楽屋で相当に緊張している様子。
意味もなく両手でリンゴをせわしなくさすっている内に、丸かじりを始め、「なんでオレこんなことしているんだろう?」と自分につっこんだり、たまりかねたように「あ~、ぶっ壊したい!」と叫び出したり、その様子は笑えるが、大丈夫か?
対照的に斜め向かいに座っている宮沢さんは静かに出番を待っている。落ち着いたものである。
ほどなく永積くんとオレにスタッフからお呼びが掛かる。もうすぐ出番なので舞台袖に待機してくれとのこと。
ステージでは鬼束ちひろさんが圧倒的な存在感をみせつけていた。舞台袖で、なぜか片手にバナナを握りしめ、出番を待つ永積くん。
歌い終えた鬼束さんが、永積くんを紹介する。オレは「行ってらっしゃい。」と彼の背中を押す。1万2千人の待つステージ中央に向かう永積くん。バナナは握りしめたままである。
で、客席に向かって第1声が「バナナ!」。
なんでやねん。
しかし演奏が始まればハナレグミ.ワールドであった。心地よいサウンドが大会場にフア~っと広がってゆく。
1曲めの「音タイム」が終わり、さあオレの出番。
永積くんの紹介を受けて下手舞台袖のカーテンをスタッフが開けてくれる。
オレは軽快にスキップを踏みながらステージ上手のピアノヘ向かう。
出番前、楽屋のモニターテレビで、鬼束さんが何かが乗り移ったような鬼気迫る佇まいでステージ.インするのを観ていたので、ならばオレは軽くスキップで行こうと決めていたのだ。
まずは「さよならcolor」を二人で。永積くんが作った名曲である。オレは2番を歌わせてもらう。永積くんはバナナを握りしめながら歌う。
続いてフィッシュマンズのカヴァーで「いかれたbaby」。
音の会話が楽しい。
なるべく音を抜き、二人で「間」を十分に楽しんだ。
これぞコラボレーション。
二人の最後の曲の前にMCをはさむ。
今日も2台のピアノに名前をつけてやった。上手のピアノはよく響くので「響子」。
下手のピアノは、オレが小学生のときに転校してきた女の子、頭が良くて、美人で、いいとこの娘だった同級生から名前をとって「みゆき」にした。
最後はオレのオリジナル「ミラクルマン」を二人でファンキーに決めた。
曲のエンディングは、二人で、一回転エビぞり指パッチン.ジャンプを決めるべく、楽屋で練習していたのだが、残念ながら本番では二人のタイミングがずれてしまった。
まあ、心残りはこれくらいで、とても楽しく、気持ちの良いステージだった。
手ごたえ有りで。
出番前にイベント関係者から、MCをしっかり入れてほしい、客席を暖めてほしいという要望を受けていたのだが、その期待にも応えられたと思う。
目論見通り大阪城ホールをライブ.ハウスにできた。
楽屋に戻って永積くん、スタッフらと堅い握手。
次は宮沢さん美紗子ちゃんとのセッションだ。
次の出番を待つ間にトイレに入ったら宮沢さんがいて、二人で連れションになる。
そのときに宮沢さんから「君のアコーディオンはいいよ。」と誉められる。大先輩の貫禄である。多分、オレより年下やけどね。
宮沢さん、美紗子ちゃんとのセッションも素敵だった。確かにオレのアコーディオンは良かった。
収穫の多い、いいイベントだった。刺激をたくさんもらった。
みんな歌がうまいね。
色々と、新しい出会いがあったのも嬉しい。ピアノの塩谷哲さんとは初体面で意気投合。ぜひ何かいっしょにやろうという話になる。彼のピアノは素晴らしい。
初体面したオレンジペコーの二人が、ヘルツのオリジナル曲「ムーンライトサンバ」を知っていて、オレの前でサビの部分を口ずさんでくれたのも嬉しかった。
打ち上げは大半の出演者、スタッフが2次会まで参加。この日は大阪で佐野元春さんのライブもあって、キョンさんや佐橋さんら、佐野チームも合流して大盛況の打ち上げになった。
同じテーブルにキョンさん塩谷さん、斉藤雄太さん、川村結花ちゃん、オレと五人のピアノ弾きがそろった。こういう場から面白い何かが生まれたりするのだ。
ホテルに戻ったのは当然、朝である。
ホテルのエレベーターの扉が開いて部屋に戻ろうとしたら、廊下のガラス戸越しに、美しい朝日が目に入った。共に飲み明かしたつわもの達といっしょに、しばらく朝日をながめていた。
いいエンデイングだった。
★キョンさんと打ち上げ2次会で。
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