2004年5月6日木曜日

5/6(木)尾道 妙宣寺

 今日も快晴。岡山から在来線に揺られて、尾道駅下車。約2年ぶりの尾道。
 チエックインした後、しばらく街をぶらつく。今日も快晴で気持ちが良い。
 アーケード街を歩くと、シャッターの降りた店ばかり。後で知ったのだが、この街は木曜に定休する店が多いそう。しかも連休明けで休業する店も多かったよう。
 宿泊しているホテル近くのカフェで休憩していたら、尾道在住の知り合いTさんから電話。カフェまで会いに来てくれる。色々と話しする。Tさんは向島に 本格的なレコーディング・スタジオを建設中とのこと。
 このカフェは150年前に建てられた木造の米蔵を改装して使っているそう。天井が高く、とても立派な柱が使われていて、味わいがある。このあたりは 元々蔵通りだったらしい。尾道という街は懐かしくて、文化の香りがする。
 大学時代の軽音の後輩である多田夫妻が2年前に引き続いて今日のライブを企画してくれた。多田は尾道の市役所で働きながら、いまも地元を拠点に音楽活動を続けるシンガーソングライター。
 前回に続いて今回も彼がオープニングアクトをつとめてくれた。彼の書く曲は透明感があってよい。彼の歌を聴いていると、尾道での暮らしを大切にしている ことが伝わってくる。尾道に閉じこもるのではなくて、尾道から世界を眺め、色んな場所につながって行こうとしている感じ。
 ライブはお寺の本堂で行われた。鬼子母神に見守られながらのライブなんて、なかなか体験できない。場の空気に大いに影響を受けて、聖と俗を行ったり来たり。
 前回をかなり上回るお客さんが集まってくれて嬉しかった。

★ここで演奏しました。リハーサル前に撮影。
 打ち上げも妙宣寺の境内で行われる。料理はなぜかタイ料理。辛かったけれど、うまかった。
 多田は大阪から尾道に帰ってきて、地元でネットワークをどんどん拡げているようだ。
 打ち上げの後、まっすぐ部屋に戻るのが少しもったいない気がして、ホテルの目の前の船着き場に腰掛け、海と夜空を眺め、ぼんやり余韻を楽しむ。尾道の夜空に浮かぶ月は美しかった。

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