2009年11月9日月曜日

思いは一つ

横浜 サムズアップ
ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン(中川敬・リクオ・高木克)
 この日のライブ会場であるサムズアップは自分にとっては馴染みのお店。江ノ島近くに越してからは、同じ神奈川で距離が近くなったこともあって、サムズでのライブの回数もぐっと増えた。
 お店の雰囲気は、一般のライブハウスのイメージとは違って、アメリカンパブ風。テーブル、椅子をどけずに飲食をしっかりとってもらいながらライブを楽し むスタイル。いわゆる貸しホール的なニオイは皆無で、お店自体のファン、常連客が多い。自分はやはりこういう酒場空間での演奏が一番好きだ。
 しかし、この日のライブの前半は、いつものサムズの客席の雰囲気とは少し違っていた。多分、初めてお店を訪れるお客さんが多かったのだろう。場の雰囲気や、お店の流儀にまだ慣れていなくて、こちらのパフォーマンスも最初は様子見されている感じがした。
 ツアーで地方を回ってきて、その乗りに慣れていたせいもあって、都市生活者と地方生活者との意識の違いのようなものを感じた。地方の場合、都市部に比べ てお客さん同士に身内意識があるから、会場の空気が最初からなごんでいることが多い。都市部だと互いに警戒心が働いて、盛り上がりたくても回りを気にし て、最初は控えてしまう場合が多いように思う。最初からコンセンサスを得ていると認識できれば、その盛り上がりは地方に負けず劣らないものになるのだが。
 この日は、飲んで食って音楽を楽しむというサムズアップのスタイルをより生かすために、アコパル史上初めて、休憩を入れて2ステージでライブを行った。
 結局、どんなライブでも、その場に集まったすべての人達の思いは同じなのだ。解放空間に自分の身を置くこと。その空間作りに自分も参加すること。これがライブの最大の楽しみ、醍醐味だと思うのだ。
 ライブ後半で受け取った客席の笑顔と歓声は、今回のツアー先でのそれと変わりがなかった。みなの思いは今夜も果たされたと思う。いつもよりは紆余曲折して共鳴に至った感じで、こういうライブも印象に残るもんである。

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