2015年9月16日水曜日

煽動について

2015年9月15日 Facebookより転載

自分は足を運ぶことができなかったけれど、国会前には昨夜も凄い数の人達が集まった。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150914/k10010234441000.html
違和感を持ったなら、誰もが疑問の声を上げて行動できるのが民主主義の社会。この状況に於いて、政治や社会に対して怒りを表明することも必要なんだと感じている(あくまでも罵倒や暴力には頼らずに)。
 
今国会前に集まる人達が煽られた集団だとの認識は間違っている。何度も国会前デモ集会に参加した者の印象として、そもそも一括りにはできない多様な集まりだと感じる。
とは言え、集団の熱狂に身をおいて、煽動に巻き込まれる怖さを感じる瞬間があることも確かだ。そのような怖さを感じながら、デモに参加している人の数は少なくないと想像している。
自分は、最も危険な煽動は、社会や他者に対する無関心を経た上で起こるのではないかと考える。過去の戦争に於ける煽動も、そのような無関心の先に成り立ち、煽る側と煽られる側が共犯関係を持って暴走してしまったのではないだろうか。

安保法案が成立しそうな差し迫った状況ではあるけれど、デモの高揚に身を委ねた後は、クールダウンして、日常の暮らしを維持することも大切にしたい。そのような日常を守るために、安保法案の採決強行に反対するのだ。

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