2004年4月14日水曜日

4/14(水)名古屋 ボトムライン

 早朝に喘息が出る。こんな時に、なんで。幸い1、2時間程で治まる。
 午後1時に会場入り。いよいよクレイジーフィンガーズのツアーが始まった。
 ステージには生ピアノが1台とデジタル.ピアノが4台、合計5台のピアノが並べ
られた。なかなかの壮観。お客さんが試奏できるように、客席2階の1部分にも各メーカーさんの最新機種のデジピが展示された。そして楽屋にもメンバーがウォーミング.アップできるようにデジピが1台用意された。
 楽屋で誰かがピアノを弾き始めると、その回りを他のメンバーが囲む。オレは有太君にジャズでよく使うスケールを教えてもらった。
 有太君はリハーサルの時に他の4人のメンバーが一緒にニューオリンズ.ピアノのスタンダード曲である「BIGCHIEF」をセッションしているのに、自 分がそこに参加できなかったことが、悲しかったそうで、練習してきたんだと言って、楽屋のピアノでドクタ-.ジョン.ヴァージョンのビッグチーフをオレに 聴かせてくれる。
 開演前は一体、どんなライブになるんだろうと、お客さんだけでなく、メンバーもドキドキであった。自分にとっても開演前にこれだけ緊張感のあるライブはめずらしい。
 まずはオレとキョンさんがクレイジーフィンガーズお面を被ってステージに登場。
オープニング曲はクレイジーフィンガーズ.メドレーVOL.1。メドレーで曲調が変わる度に一人ずつ順番にメンバーが紹介されてゆく演出。最後にロケン ロール調の曲でミキオ君が登場してステージにピアノマン5人が勢揃い。5人のピアノマンが激しく鍵盤を叩く様は圧巻。
 メドレーの後、間髪入れずアルバムの冒頭を飾ったナンバー
「MICK’S BLESSING」を5人全員でぶちかます。アルバム以上にアグレッシブで弾けた演奏。
 曲が終わったら予想を遥かに超える歓声とどよめき。オープニングのセッションは客席にもスタッフにもステージで演奏していた当人達にも大きなインパクトと興奮をもたらした。
 これで完全に客席に火がついた。おいおい、一体どうなってるんだ名古屋、と言いたくなるくらい、会場は終始素晴らしい盛り上がり。
 自分はソロのコーナーでは敢えてスローな曲を中心に選曲。「ブギウギ」「機関車」「ケサラ」とつないだ。
 ライブ後半、客席は総立ち。会場にパワーが充満していた。
 楽屋に戻ったらメンバーとがっちり握手。氏家さん、トッチー、梶屋さんも興奮していた。忘れられない夜になった。

 今日のライブの出来があんまりに嬉しかったので、体調が悪かったことなどすっかり忘れて、打ち上げで盛り上がる。2次会はオレの馴染みのソウルバーへゆく。メンバーも全員ついてきた。
 お店にあるジュークボックスが置いてあって、これがいい曲が揃っているのだ。オレはマ-ヴィン.ゲイの「I WANT YOU」ニーナ.シモンの「I LOVE POGY」等を選曲。
 ホテルに戻ったのは5時過ぎ。

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