2006年2月14日火曜日

2/14 (火)

渋谷 BYG 「道玄坂ミュージックサロンvol.4」
出演:リクオ/ハンバートハンバート
 ハンバートハンバートの存在を知ったのは去年春頃。大学時代からの音楽仲間が夫婦で経営している大阪のカフェ、マーサで聴かせてもらったのが最初。
  ハンバートとはその後すぐに、大阪のライブイベント春一番で一緒になって、知り合った。2人の演奏を聴いて、彼らの親くらいの年代の人達が若い頃にやりた くても、技術もセンスも情報もなく、できなかったことを、飄々とやってしまっている感じがした。アメリカン.フォーク、アイリッシュトラッド、童謡等の影 響が強く、懐かしく感じるサウンドだけど、やはり新しい世代のミュージシャンだなあと思う。彼らの音楽はこれから増々、幅広い世代に支持されてゆくことに なるだろう。
 オレとハンバートの共演を知って、大阪からマーサのこゆきちゃん、金沢からもっきりやの平賀さん夫妻、札幌からまるちゃん等、各地 の知り合いがBYGに集まってくれた。オレの元マネージジャーの次郎さんも久し振りに観に来てくれる。麻田事務所の麻田さんがオレのライブを観に来てくた のは10年以上振り。一昨年までオレがいた事務所のスタッフだったがんちゃん、学生時代からの付き合いのカメラマンの和田ちゃん、ローリングシンガーズレ ビューではフリマーケットを出店してくれたKさん夫妻等は、もうBYGでのリクオ.ライブの常連。3月に久し振りに共演するあずみけいこちゃんも来てくれ た。ほんとさまざまな面々がBYGに集まってくれるようになった。
 道玄坂ミュージックサロンでは出演者同士のセッションを必ず行うようにしている。今回はハンバートの2人と6曲セッション。
 音の響き、空気感、歌心を2人がどれくらい大切にしているのかが、一緒に演奏すると、より実感できた。とにかく2人の演奏には無駄や気負いが感じられない。遊穂ちゃんも良成くんも力の抜けたいい声。あんな風に歌うのは難しいよ。
  ハンバートの音楽は素朴なのだが、洗練されている。良成君の音の完成度の高さと、洗練のされ方は高田渡さんに近いものを感じる。ただ渡さんのような人間の 臭みとかアク、味わいはまだあまり感じられない。もっとスマートできれいな印象。すっと入ってくる音楽。とにかくこうやって一回り以上下の世代から、いい 刺激をもらえるのは幸せなことだ。
 打ち上げでは、方々で、初対面の挨拶が行われていた。もっきりやマスターの平賀さんは、学生の頃に東京に住ん でいて、BYGに足を運んでいたそうだ。BYG社長の安本さんも金沢で30年以上続いているもっきりやのことがずっと気になっていたようで、この日の対面 をとても喜んでくれた。点と点が線になってゆく瞬間。
 ハンバートの音楽がそうであるように、自分の音楽も世代や時代や人と人をつなぐものでありたいと思う。
★安本さんと平賀さん。奥は朝ちゃん。打ち上げにて。

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