2006年2月23日木曜日

2/23 (木)

 本日もニキさんの自宅スタジオでレコーディング。
 最初に、ある曲のミックスをチェック。う~ん、ちと録り音の良さがそこなわれた感じ。特にこのテイクは1発録りによる柔らかく空気感のあるいい音で録れているので、その録り音を充分に生かしたミキシングにしたいのだ。
 録音直後のあまりいじられていないラフミックスの音をもう一度ニキさんに聴いてもらって、納得してもらった上で、再トライをお願いする。
  今までのレコーディングでも、TDよりも録り音そのままに近いラフミックスの音の方がいいと感じて、プロデューサーやエンジニアと意見が衝突したことが何 度もあるのだけれど(これには演奏者側の技術が足りない為に、後で加工が加えられるという側面もあるのだ)、今回はアーティスト主導でやらせてもらってい るので、いろんな局面でこちらの考えを通させてもらっている。ニキさんにはほんと色々とわがままを聞いてもらいながら、辛抱強く付き合ってもらっている。 感謝。今回の録音は「出来る限り誠意を尽くして我がままを通す」というのも裏テーマかもしれない。自分のケツは自分で拭かなあかんねんから。

 次の作業にとりかかろうとしたとことで、トラブル発生。トイレに行って戻って来たら、部屋が焦げ臭くて、ニキさんが何やら慌てている。
  プリアンプの電源コンセントとオーディオインターフェイスのアースが接触してショートを起こしてしまったらしいのだ。結果、コンピューターのマックG5 と、コンピューターと他の機器をつなぐインターフェイスが故障。つまりレコーディング機器の心臓と脳みそが、いきなり停止したような状態に陥ってしまった のだ。「オ~ノ~!」て、リアクション古いな。
 とにかくこの日の作業は中断。今後の対処法をニキさんと相談して帰宅。
 まあ、トラブルはつきものやわ。
 帰宅途中で気分転換に居酒屋に寄って、一杯飲んで帰る。ここの食いもん美味かったたあ。また来よう。

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