2006年2月20日月曜日

2/20 (月)

雨。
 吐く息は白いのだけれど、明らかに春の気配。こういう気配を感じるとるだけで、気分も変わる。季節が巡り続け、お陽さんが沈んだり昇ったり を繰り返している間は、大丈夫だなと思う。あと、睡眠やね。しっかり睡眠とれたら、抱えている問題もなんとなく解決し始めているような気にならへん?
 どうしょうもない問題があれば自然の助けを借りればよい。東京にいても充分自然を感じとることはできる。
 もうすぐ春なのだ。

 夜は吉祥寺でKちゃんと打ち合わせ。
 井の頭線と京王線を乗り間違える大ぼけをかまして、15分遅刻。茶店で話した後、2人でいせやへ行く。
 いせやは創業80年の焼き鳥屋。昔の遊郭や湯治場を思わせるような木造の作りが独特の趣をかもしだしていて、人気のお店。値段もかなりリーズナブル。音楽好きの人なら高田渡さんが生前に通い続けたお店として記憶にとどめている人もいるだろう。
 月曜というのに満員で、他のペアのお客さんと相席で座ることに。しかし、店内にいて、足下が寒く吐く息が白いお店っつうのもめずらしい。店の側面に壁がなく立ち飲みのできるカウンターになっているので、外の大気がどんどん入ってくるのだ。そらお湯割りも進むわ。
 しばらくして、相席している年配の男女2人に話しかけてみたら、話がはずむ。2人とも吉祥寺育ちで、高校の同級生だそうで、ときどき仲間内で集まっては飲んでいるそう。今日はたまたま2人だけだが男女の中ではないとのこと。
  この日2人がいせやに来たのは、ここが取り壊されて新築されるという話を聞いたからだそう。それは知らんかった。確かに建物は相当にがたがきているようで はあるし、漏電でぼやを出したという話も聞いた。寂しい話ではあるが、表参道の同潤会アパートの住民も不便さを感じてずっと新築を求めていたと言うし、仕 方がないところもあるのかもしれない。でもそれにしても、この趣がなくなってしまうのはもったいない。
 いせやを出た後にミュージシャンのたまり場になっている古くからある飲み屋へ。やはり、知り合いに合う。
 吉祥寺の夜を満喫。
 Kちゃん、その企画ぜひ実現させましょう。

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