2011年10月17日月曜日

友部さんの息子、一穂君と初共演

下北沢SEED-SHIP
【出演】リクオ/MAKANA
 ライブ会場のSEED-SHIPは今年オープンしたばかりのフリースペース。初めて訪れたのだけれど、ピアノの響きがとてもよくって、生音でライブをや らせてもらいたくなった。オーナーの土屋さんとは、彼が西麻布でOJASというラウンジ風クラブをやっていた14年程前からの付き合い。
 この日共演したアコースティック・トリオバンド、MAKANAのボーカル&ギター担当、小野一穂君は、友部正人さんの1人息子。友部さん夫妻とは自分が CDデビュー前する前からの長いお付き合いをさせてもらっていて、一穂君のことは彼がまだ中学生だった頃から知っていたので、この日の初共演は感慨深いも のがあった。
 彼のことは、やはりお父さんと重ね合わせてみてしまう。その佇まい、性格は友部さんと共通するところが多く、音楽的にも友部さんの影響がうかがえる。
 一穂君がどんな変遷を経て今の表現に至ったのかはよく知らないけれど、どこかの時点で、父親からの影響を素直に受け入れたことで、むしろ彼の個性がはっ きりと表れたのではないかという気がした。前の世代から多くのものを受け継ぎながら、その表現には彼の世代ならではのニオイを感じた。
 MAKANAは歌心とグルーブが心地よく伝わる伝わる素敵なバンドだった。若干23歳ハープ担当の夏樹君は逸材だ。きっとこれからいろんな場所で活躍するようになると思う。
 アンコールでのセッションも楽しかったなあ。一穂君がセッションで用意した1曲「恋コーヒー」という曲は、自分が学生時代に一緒にバンドをやっていた外 村伸二の書いた曲だった。外村は20年振りの2NDアルバム「ストーリーズ」が今年発売になったばかり。その中で自分も1曲ピアノで参加してます。しみる アルバムです。一穂君はオレと外村の関係を全く知らなかった。彼がこの曲を選曲してくれたことが、とても嬉しかった。
 色んなつながりを感じながらステージに立てることが幸せだった。

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