2011年10月23日日曜日

沖縄最終日、打ち上げではシリアストーク

沖縄県北谷 LIVE HOUSE MOD'S
「MAGICAL CHAIN CARAVAN vol.2」
【出演】ウルフルケイスケ&リクオ
 北谷に移動する前に、国際通り界隈を散歩。丁度、旗頭フェスティバルが行われている最中で、歩行者天国となった通りはとても賑わっていた。3.11以降、沖縄に来る観光客の数が増加しているそうだ。
 3年前に東京から沖縄に越してきた知人からは、3.11以降、内地から多くの人が越してきて、彼らとのつながりができて、暮らしの中でのネットワークがひろがったという話も聞いた。
 牧志や桜坂辺りを歩いていると、若者ばかりでなく、おじい、おばあの姿もよく見かける。街の中に高齢者の人達の居場所があるのがいいなあと思う。
 沖縄本島にはツアーで何度も来ているけれど、まだ行ったことがない場所、見て回りたい場所が色々あって、ホントはもっと数日滞在できればよいのにと思う。
 この日のライブ会場MOD'Sは、美浜アメリカンビレッジという名の大きなショッピングモール街の中にあるライブハウス。その名の通りアメリカンテイストな街並。これもまた沖縄の1つの顔。
 MOD'Sは2年前にこのビレッジ内で移転。移転後に訪れるのは今回が初。随分キャパが大きくなったけれど、オーナーの吉屋武(キャン)さん、奥さんのヒロミさん、2人の息子でPA担当のヨシモリくん、他スタッフの皆さんの暖かい雰囲気は以前のまま。
 昨日に引き続き、ステージ後半からPすけがパーカッションで参加してくれて、多いに盛り上がる。この日もアンコールでケイヤンとの共作「夢じゃない」を披露。自分にとっても、ケイヤンにとっても、今後とても大切な曲になりそうな手応えを感じる。
 ライブ後は、那覇に戻って打ち上がる。一次会の主な話の内容は、震災と原発事故について。打ち上げでは、アホな話もシリアスな話もどっちもあり。こういう話も沖縄の人達としてみたかったのだ。
 被災地を回って、見たこと、感じたことを話している時に、沖縄在住の知人から「僕も被災地に行くべきだと思いますか?」との質問を受けた。多分、こうい う質問が出る心理の1つには「うしろめたさ」があると思う。自分も3.11以降「うしろめたさ」を抱え続けている1人だから、彼の気持ちがわかる気がし た。
 けれど、その質問を受けて、どうするべきだという答をこちらが示すべきではないと感じた。その答は本人が出してほしいと思う。「3.11以降、自分で考 えて、自分で判断し、決断して行動することが大切さだとあらためて感じた」。話を聞いていたケイヤンの口から出た言葉だ。
 悩むことと考えることは少し違うと思う。堂々巡りを繰り返すばかりではなく、歩きながら感じ、考え続けたいと思う。
 沖縄での4日間はとても濃密だった。感謝。

 ケイヤンとのツアーも、東名阪5公演を残すのみ。最後の5公演は、ベースに寺岡信芳、ドラムに小宮山純平が参加してのバンドスタイル。ここまでのステージとは、かなり選曲も内容も変化する予定。新曲、共作もお楽しみに。
 大阪、東京の2DAYS各公演は、それぞれメニューを変えてお届けするので、余裕のある方はぜひ2日間お来し下さい。
 最後の5公演で、セッションでは表現できないバンドサウンドを形にしたいなと思う。こういう機会なかなかないしね。気合い入れてのぞみます!ぜひ!

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