2006年3月27日月曜日

3/27 (月)

「色歌七夜物語」場所:新宿ゴールデン街劇場
出演:あずみけいこwith藤井裕(Ba.)【ゲスト】リクオ
 この日は、新宿ゴールデン街の歌姫あずみけいこちゃんのライブにゲスト出演。けいこちゃんをベースでサポートするのは元サウス.トゥ.サウスの藤井裕さん。裕さんには学生時代からお世話になった。
 始めて東京をツアーしたとき、高円寺のジロキチを紹介してくれたのが裕さんだった。そのジロキチ.ライブでサックス奏者の梅津和時氏に出会い、東京の音楽事務所を紹介され、自分はデビューのきっかけをつかんだ。

 けいこちゃんとも裕さんとも久し振りの音合わせ。再会の場所がゴールデン街というのがいい感じ。
 劇場は普段は芝居で使われる機会が多いよう。古い建物ではないのだけれど、どこか懐かしいアングラな匂いが残っている。席は50席程の小ホール。ステージにはモニターがなかった。
  早めに会場に到着したので、リハーサル前にゴールデン街を散歩してたら、路地の奥から知った姿がこちらに近付いてくる。大阪梅田東通りでレイン.ドックグ スというライブハウスをやっているダケハラさんだった。街の風景にあまりにも馴染んでいるので、デジカメを取り出し近付いてくるダケハラさんに向けて シャッターを切った。3人の共演を知ってわざわざ大阪から観に来てくれたそう。今日の役者がそろった感じ。
 
 開演前に軽く腹ごしらえをしようという話になって、けいこちゃんと裕さんに連れて行かれたのが居酒屋。今夜はそういう乗りやね。その居酒屋でダケハラさんから大阪の知り合いの癌再発を知らされる。

  ライブは入れ替え制の2ステージ。けいこちゃんがステージに登場すると客席から「よ!けいこちゃん!待ってました!!」のかけ声。いいね、この感じ。自分 の出番まで客席で焼酎のお湯割りを飲みながら、ステージを楽しむ。艶っぽいね、けいこちゃん。裕さんもソロで1曲歌う。裕さんは近々、忌野清志郎さんプロ デュースでソロアルバムをリリースする。54歳のソロデビユーである。

 中盤からはオレも出ずっぱり。気持ちのいいセッションができた。今の自分を2人に伝えられてよかった。ダケハラさんも喜んでくれた。
 ライブ直後、楽屋で裕さんの携帯に清志郎さんから連絡があり、久し振りにオレも話させてもらう。「懲りずにやってますよ」と言うと「懲りずに続けて下さい」と言われる。
 ライブ後は当然、ゴールデン街で飲む。自分は結構この街に馴染んでいる気がした。3件ハシゴして、多いに盛り上がる。酔っぱらって聴いたニーナ.シモンは最高だった。
  裕さんは相変わらず正直で、不器用で、ますます開き直っていて、優しくて、クールだった。けいこちゃんは今もさまよってるんやね。ゴールデン街はけいこ ちゃんのことを愛してるよ。この街は根無し草の集まる場所なのかも。今日は会えてよかったなあ。こんな日は2度とないかもしれない、なんて思いがよぎる と、切なくて愛おしくて、酒も増々進んでしまうのだ。
★夕方のゴールデン街にて。
★3件目で。手前、裕さんとけいこちゃん。
 

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