朝10時にホテルをチェックアウトして、等くん、マネージャーの磯辺さん、インフィニティーレコードの氏家さん、サ ウンドクリエーターの中原さんと伴に伊丹空港へ向かう。この日はブッシュ大統領が来日中ということで、空港近辺は物々しい警備。道路の両側2、3メートル 間隔で警察官がずらりと空港まで立ち並ぶ光景は、異様だけれど壮観。タクシーを降りると、空港の入り口でも持ち物検査が入る。早めに空港に到着しておいて 正解。
まだ昨夜のアルコールと疲れが残っていたのだが、空港のレストランでケーキセットを食べたら、元気が出て来た。疲れている時は甘い物に限る。
2時過ぎに那覇空港着。PMエージェンシーの糸数さん、ビギンマネージャーの町田さん等が空港で迎えてくれる。生憎の曇り空だけれど、やはり大阪に比べれば随分と暖かくて、吹く風が心地よい。
国際通り近くのホテルにチエックインした後、時間があるので皆で食事に出かける。等くんの案内で牧志エリアにある定食屋さんに行く。ゴーヤ定食を頼んだの だが、ゴーヤチャンプル以外にも沖縄ソバ、ラフティー、中汁、もずく等がセットでついていて、ボリュームたっぷり。だされたお茶がなぜか紅茶。しかも砂糖 入り。
この日の会場のテンプス館はオープンしてまだ1年。あまりニオイのない、整備された立派なホール。もちろん客席は飲食禁止。
午後7時半開演。客席には昨日ライブをやらせてもらったバナナホールの高木さんの姿も。等くんはソロコーナーでは場の空気に合わせて曲順を変える余裕もあって、昨日に比べると随分とリラックスして演奏していた。
オレのソロコーナーが終って、等君をステージに招き入れる。入場して来た彼は両手にオリオンビールを2缶持っていて、そのうちの一つをオレに手渡した。ス テージ中央でビールの栓を空けて二人で乾杯したら、客席から一斉に「え~!!」といううらめしげな声。お客さんも飲みたかったに違いない。でも結構いい演 出になった。ここから後は、客席もステージも無礼講な乗りで、楽しく弾ける。
そもそも自分が沖縄でライブができるきっかけを作ってくれ たのは、BIGINである。3年前に、彼らが沖縄で毎年企画している「歌の日コンサート」というライブイベントに、オレを呼んでくれたのが、プライベート も含め、初の沖縄訪問だった。それまで46都道府県を回って来たので、自分にとっては沖縄が最後に残された場所だった。BIGINのメンバーの御陰で、自 分は沖縄ととてもいい出会いができたと思う。それ以来、年1、2回の割合で沖縄でライブをやらせてもらっている。自分を沖縄に出会わせてくれた張本人の等 くんとこうして沖縄でジョイントライブをできるのは嬉しい。
等君とはまた二人でツアーをやる約束をする。今度二人でやるときは、もう少し小さなキャパで、飲食しながら気軽に観てもらえるスタイルがいいんじゃないかと思う。
打ち上げで、元憂歌団のギタリスト、内田勘太郎さんと久し振りに再会できたのは嬉しかった。大阪を離れ、沖縄で暮らす勘太郎さんは、肌艶が良くて、なんだか若返った感じ。以前よりずっと表情が柔らかい。
この1月程で、元憂歌団の3人のメンバーとマネージャーに会ったことになる。不思議な偶然。。
しかし等くんはじめ沖縄の人達はほんまよく飲む。午前4時まで付き合って、氏家さんと二人でホテルに戻る。
★定食屋さんの前で等くんと。
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