『リクオのスペシャル忘年会 2011!』
【会場】大阪 martha(dinning cafe+goods)
【ゲスト】 キムウリョン(元cutman-booche)
恒例になっているマーサでの年末ライブ、今年のゲストは元cutman-boocheのウリョン。
バンドを解散して約1年。最近はソロでの弾き語りライブを精力的にやっているようで、その成果がこの日のステージにも表れていた。半年前に共演した時に
比べて、彼ならではの弾き語りの色が出てきたように感じた。サンプリングを使っての演奏は新鮮で、とても効果的だった。声の魅力、リズムの良さは相変わら
ず。洗練、スタイリッシュと土着、泥臭さが同居しているところが、同世代のミュージシャンには見られない彼の個性の1つになっている。同じステージで、憂
歌団とフイッシュマンズの楽曲をカバーするミュージシャンって、なかなかいないと思う。
一昨日に共演したシェキナベイベーズに対しても同じ感覚なのだけれど、ウリョンとは世代が随分離れていても、音を交わす上での共通言語がたくさんある。
もちろん、世代の違いからくるであろう感性の違いもあって、それが自分に新鮮な刺激を与えてくれてもいる。世代の違う人間と、リスペクトを持って音を交わ
し合えるのは、とても幸せなことだと思う。自分が、ウリョンの元相方コミヤンと、来年からバンド活動を始めるというのも、何とも不思議な巡り合わせだ。
1年前、マーサにやってきたアプライトピアノは、1年かけて、お店と何人ものピアノ弾きに愛でられて、格段に鳴りがよくなっていた。マーサならでは、そして2011年の年末ならではのライブができたように思う。
忘年会ライブとはいえ、今年は忘れられない、忘れちゃいけないことがたくさんあった1年だったなあ。
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