2011年12月30日金曜日

年の瀬に、釜ヶ崎を訪れる

関西が誇るボッサ演歌のオリジネイター、カオリーニョ藤原に誘われて、久し振りに釜ヶ崎を訪れる。カオリーニョと動物園前駅で待ち合わせして、まず、難波屋という立ち飲み屋に連れて行かれ、日中から飲む。
 難波屋はカウンター席の奥の部屋が、ライブスペースになっていて、定期的に投げ銭ライブが開催されているのだそう。近年、釜ヶ崎界隈には多くの表現者が移り住んでいて、街の中にいくつものライブスポットが点在しているのだそうだ。
 それにしても難波屋の値段の安さには驚いた。やはり、ドヤ街ということで、物価は他の街よりも相当に安い。
 ひとしきり飲んだ後、お店のスタッフのSちゃんとカオリーニョに、街を案内してもらう。「じゃりん子チエ」の舞台にもなった萩之茶屋町から越冬闘争開催 中の三角公園(この公園で毎日炊き出しが行われている)を経て、飛田新知(表向きは料亭が立ち並ぶ色町)を通り抜け、新世界(歓楽街)まで、小1時間。目 にうつる全てが新鮮で、強力な印象を受けた。街が発散するニオイ、むき出しの佇まいに圧倒された。そして、短時間で色々と考えさせられもした。この街に接 したら、日本が抱える矛盾、ひずみを感じざるを得なくなるだろう。
 また、釜ヶ崎を訪問したい、色んな人をこの街に連れてきたい、と思った。

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